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頭皮が乾燥する原因は?保湿ケアと生活習慣の改善がポイント!

頭皮が乾燥する原因は?保湿ケアと生活習慣の改善がポイント!

頭皮が乾燥すると、皮脂の分泌が増えたり炎症が起きたりするおそれがあります。頭皮トラブルを防ぐために、乾燥の原因を確認しておきましょう。また、保湿ケアと生活習慣の改善の2つを軸にして、うるおいのある頭皮を保つことが大切です。ただし、間違ったケアは、かえって乾燥を促すため、正しいケア方法を実践しましょう。ここでは、頭皮が乾燥する原因と具体的なケア方法について詳しくご紹介します。

頭皮の乾燥を招く要因

頭皮の乾燥を招く要因

頭皮は、次のようにさまざまな要因で乾燥します。

・洗浄力が強いシャンプーによる刺激

シャンプーの目的は、頭皮や髪についた汚れを落とすことです。シャンプーには、皮脂を落とすために必要な成分が含まれています。洗浄力が強いシャンプーは、皮脂を落とす力も強いため、乾燥を招くおそれがあるのです。洗浄力が強いシャンプーの代表格が、高級アルコールシャンプーです。洗浄力の強い石油系界面活性剤が使用されている傾向で、皮脂を過剰に落としやすいため注意しましょう。

・ドライヤーの温風による熱ダメージ

ドライヤーの温風は、頭皮の水分を奪い去ってしまいます。特に、頭皮の近くからドライヤーを当てると、直接的なダメージを受けてしまうため注意が必要です。また、タオルドライが足りていないと、どうしてもドライヤーを当てる時間が長くなります。

・栄養バランスが悪い食事

栄養バランスが悪い食事は、頭皮の乾燥を招きかねません。摂取した栄養は、血液によって頭皮へと運ばれて、健やかな頭皮を維持します。タンパク質やビタミン、ミネラルなど頭皮の健康に必要な栄養が不足すると、乾燥しやすい状態になるのです。

栄養バランスが悪くなる理由は、偏食や過度なダイエット、コンビニ食が多い食生活などです。できるだけ、さまざまな食べ物を食事に取り入れましょう。また、ダイエットでは食事制限ではなく運動による消費カロリーの増加に力を入れることが大切です。

・慢性的なストレス

慢性的なストレスは、自律神経のバランスを崩し、頭皮への血流を低下させます。自律神経は、交感神経と副交感神経で成り立っており、ストレスを受けると交感神経が優位になることが特徴です。その結果、血管が収縮して血流が低下し、頭皮に栄養が行きわたりにくくなります。

慢性的なストレスを感じている方は、解消するために対策を講じましょう。慢性的なストレスの原因は、仕事や家事、育児などさまざまです。

頭皮はなぜ乾燥する?原因と症状から対応方法まで解説

頭皮はなぜ乾燥する?原因と症状から対応方法まで解説

2020/1/31

頭皮の保湿力を保つための生活習慣

頭皮の保湿力を保つための生活習慣

頭皮の保湿力を保つためには、次のような生活習慣を心がける必要があります。

・汚れと過剰な皮脂だけを洗い流すシャンプー

必要な皮脂を洗い流すと頭皮が乾燥するため、いかに汚れと過剰な皮脂だけを洗い流せるかがポイントです。洗浄力が弱すぎると、汚れや過剰な皮脂を洗い流せません。そのため、ちょうどいい洗浄力のシャンプーを正しく使うことが大切です。おすすめは、アミノ酸系の洗浄成分でマイルドな洗浄力を実現したアミノ酸系シャンプーです。アミノ酸系シャンプーで、次のように洗うことで必要な皮脂だけを残せるでしょう。

  1. ぬるま湯で予洗い
    まずは、髪と頭皮をしっかり濡らしましょう。髪と頭皮が十分に濡れていないと、泡立ちが悪くなります。熱い湯を使いがちですが、皮脂を洗い流してしまうため、ぬるま湯を使うことが大切です。
  2. シャンプーをしっかり泡立てる
    アミノ酸系シャンプーでも、原液のまま使用すると皮脂を洗い流しすぎるおそれがあります。シャンプー液を手にとり、ぬるま湯を加えながら泡立てましょう。
  3. 指の腹で洗う
    泡を髪につけて、指の腹で洗いましょう。マッサージするように頭皮を洗うことで、血行を促す効果も期待できます。爪を立てると頭皮が傷つくので注意しましょう。
  4. ぬるま湯ですすぐ
    すすぐときも、ぬるま湯を使いましょう。頭皮に洗浄成分が残らないように、丁寧にすすぐことが大切です。

・ドライヤーを正しく使う

ドライヤーを当てる前に、まずは十分にタオルドライしましょう。そうすれば、ドライヤーを当てる時間を短縮できます。また、熱が1点に集中しないように、常にドライヤーを振りながら当てましょう。頭皮からは、30cm以上離すことをおすすめします。髪の内側から十分に乾かして、生乾きを防ぎましょう。髪が濡れたまま寝てしまうと、雑菌が繁殖して頭皮トラブルが起こるおそれがあります。

・ビタミンを意識的に摂る

ビタミンは、普段の食事で不足しがちな栄養素です。ビタミンAやビタミンB2、B6、ビタミンC、ビタミンDなどを意識的に摂取しましょう。ビタミンAやビタミンB群は、頭皮の新陳代謝を促すことで健やかな頭皮環境に整えてくれます。また、ビタミンCは頭皮の弾力を保つコラーゲンの合成を促す栄養素です。野菜や果物を意識的に摂取することで、自然にビタミンを補えます。できるだけ、さまざまな食べ物を食事に取り入れましょう。

・ストレスをできるだけためない

ストレス社会とも呼ばれる現代では、その日のうちにストレスを解消する姿勢が求められています。そうしなければ、日に日にストレスがたまり、気分の落ち込みやモチベーションの低下などさまざまな問題が起こりかねません。ストレスをできるだけためないように、毎日実践できるストレス解消法を身につけることが大切です。

例えば、通勤時に好きな音楽を聴いたり、1日1時間だけ趣味に没頭したりする方法があります。ライフスタイルによって、適切なストレス解消法が異なるため、自分に合った方法を見つけましょう。

・保湿ローションでケアする

保湿ローションには、頭皮にうるおいを与える役割があります。洗髪後は頭皮が乾燥しがちなため、保湿ローションでケアするといいでしょう。ドライヤーの熱から頭皮を守ることもできるため、乾燥対策となります。

保湿ローションの選び方のポイント

保湿ローションの選び方のポイント

保湿ローションは、薬局やドラッグストアで販売されています。さまざまな商品があるため、どれを選ぶべきか悩む方は多いのではないでしょうか。次のポイントを押さえて、保湿ローションを選びましょう。

・配合成分

ヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分のほか、新陳代謝を促すビタミン類、炎症を抑える抗炎症成分が含まれた保湿ローションを選びましょう。

・香料の有無

好きな香りの保湿ローションを使えば、リラックス効果を期待できるでしょう。ただし、香料が含まれている保湿ローションを使う場合は、香料入りのスタイリング剤や香水との相性に注意が必要です。香りが混ざることで不快なにおいになる場合があります。スタイリング剤や香水を使っている方には、無香料の保湿ローションがおすすめです。

・刺激が少ない

低刺激をアピールしている保湿ローションを選ぶことがおすすめです。あらゆる添加物が含まれていないものや、オーガニックのものがあります。ただし、オーガニックの保湿ローションが必ずしも頭皮への刺激が少ないとは限りません。実際に使用するまで自分に合うかどうかはわからないため、注意が必要です。もし、刺激を感じたら使用を中止しましょう。

・テクスチャー(サラサラの程度)

サラサラしているものやトロっとしているものなど、さまざまなテクスチャーの保湿ローションがあります。使いやすく感じるものを選びましょう。トロっとしている保湿ローションは、使用後に髪が若干べたつく場合があります。

頭皮の乾燥はAGAの前兆?一度クリニックで診察を受けよう

頭皮の乾燥はAGAの前兆?一度クリニックで診察を受けよう

頭皮が乾燥している場合、「AGAの前兆ではないか」と不安に感じる方もいるかもしれません。乾燥とAGAは、直接的には関係していませんが、頭皮環境が悪い状態に変わりはありません。最終的に発毛に支障をきたして髪が薄くなる可能性もあります。また、頭皮が乾燥している状態は刺激に弱くなっているため、赤みや痛みなどの症状が起こる場合もあるでしょう。そのため、早めにクリニックを受診して対策することが大切です。

医師は、頭皮の状態を観察したうえで、適切なアドバイスと医療を提供することができます。頭皮の状態は人それぞれのため、やはり医師の診察を受けたほうがいいでしょう。しかし、クリニックを受診する時間がない方もいるのではないでしょうか。そのような方は、アイメッドの遠隔診療を試してみてください。

遠隔診療では、スマホやタブレットの画面越しに医師からアドバイスを受けたり、診察してもらえたりします。そのため、「自宅の近くにクリニックがない」「忙しくて時間を作れない」といった方も診察を受けやすいのです。頭皮の乾燥を放置してトラブルになる前に、医師に相談しましょう。

監修者

河村優子(かわむら・ゆうこ)

河村優子(かわむら・ゆうこ)

アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。

保有資格

  • 日本抗加齢医学会専門医
  • 日本麻酔科学会専門医
  • 日本レーザー医学会認定医 ほか
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